飛竜種の紹介

鳥竜種よりも太い足と翼を持つ、生態系の上位に位置する種族。翼は前足の骨格間に、翼膜が発達したもの。 この種は獣脚亜目のワイバーンレックスが共通の祖先となっているが、それぞれの生活している場所に適した独特の進化をしている。角や牙、硬い甲殻や毒のある尻尾をもった甲殻竜や、鱗を持たないフルフル、小型のスカベンジャー(掃除者、主に腐肉食生物)として進化したガブラスなど多様な形態をもつ。 一般的に個体ごとに一定範囲の縄張りをもち、捕食や繁殖はその範囲内で行う。そのため、別の種目が同じ範囲内で存在するのは稀。生物学的な分類ではなく一般に「飛竜」と言う場合、二足歩行で腕が翼に進化している生物全般を指しており、その中には鳥竜種のイャンクックやゲリョスも含む。

ガブラス

【竜盤目 獣脚亜目 蛇竜上科 ガブラス科 全長:約810cm 全高:約183cm 足の大きさ:約47cm】
別名 - 蛇竜

火山や古塔などに生息する小型の飛竜種。飛行能力に優れ、主に群れで行動する。腐肉を食べるが、弱った動物に対しては飛行しながら様子を伺い、突進や毒液などの攻撃を仕掛けてくる。 大きな音に弱く、音爆弾の炸裂や飛竜の咆哮で地上に落ちる。
モンスターハンター2では古龍の襲撃時にその犠牲者を目当てにして集まってくるため、ガブラスが来ると災厄の前兆としてその存在はハンターたちから忌み嫌われている。モンスターハンターポータブル2ndではバランス調整の為、集まってくることは無い。 草食種に比べると味は落ちるが、ガブラスの肉は食用になる。

リオレイア

【竜盤目 獣脚亜目 甲殻竜下目 飛竜上科 リオス科 全長:約1645cm 全高:約430cm 足の大きさ:約177cm】
原種別名 - 雌火竜
亜種別名 - 桜火竜
希少種別名 - 金火竜

主に地上で行動する事から『陸の女王』と呼ばれている。火竜というの名の通り、ブレスと呼ばれる球状の炎を吐くことができる。また、背中と尻尾に毒の棘をもつ。更に、強靭な脚力で後方宙返りし、その遠心力で尾を激しく打ち付ける「サマーソルト」という特徴的かつ強力な技を持つ。
顎の下に棘状の突起物があり、繁殖期にはこれが発達して、これを授乳器として上手に使って噛み砕いた食物を幼体に与える。幼体が成長してくると、獲物を生きたまま巣に持ち帰って狩りの練習をさせる。
原種の甲殻は深緑。亜種の甲殻は桜色で、これを使用した防具はリオハートシリーズと呼ぶ。希少種は金色で、これを使用した防具はゴールドルナシリーズと呼ぶ。

リオレウス

【竜盤目 獣脚亜目 甲殻竜下目 飛竜上科 リオス科 全長:約1629cm 全高:約433cm 足の大きさ:約176cm】
原種別名 - 雄火竜
亜種別名 - 蒼火竜
希少種別名 - 銀火竜

主に空中で行動する事が多いため『空の王』とも呼ばれている。リオレイアと対を成し、彼らは飛竜の象徴となっている。リオレイア同様に火球を吐く。空気抵抗を減らすために背中の毒棘は無くなっているが、足の鉤爪に毒があり、発達した飛行能力を活かして空中からの急降下攻撃をする。繁殖期になると番(つがい)となったリオレイアとリオレウスは、雌が地上で狩猟、雄は上空から外敵の監視と排除というはっきりとした役割分担を行う。

大型の飛竜種全般に言えることだが、その咆哮は熟練のハンターでも耳を塞いで動きを止めてしまう程の大音量で、狩猟に臨むハンターにとってとても大きなインパクトを与えている。 リオレウスは攻撃力が高く、エリア移動が頻繁。そのため慣れないうちは討伐が難しく、初心者最大の壁となっている。モンスターハンター2では、エリア移動の回数がさらに増加した。

生息地域が限られているため、モンスターハンター2以降ではゲームの後半になっての登場となる。終盤に現れる敵に相応しく、その攻撃力と飛行頻度に磨きがかかった。
原種の甲殻は赤、亜種の甲殻は蒼色で、これを使用した防具はリオソウルシリーズと呼ぶ。希少種の甲殻は銀色で、これを使用した防具はシルバーソルシリーズと呼ぶ。

グラビモス

【竜盤目 獣脚亜目 重殻竜下目 鎧竜上科 グラビモス科 全長:約2099cm 全高:約875cm 足の大きさ:約167cm】
原種別名 - 鎧竜
亜種別名 - 黒鎧竜

主に火山域に住む大型の飛竜。外見は成長するにつれて大きく変わるので、幼体は岩竜バサルモスと呼ばれ区別される。 ほぼ全身が岩石のように強固で耐熱性に優れた甲殻に守られており、短時間なら溶岩の中を移動できる。過熱した体を冷ます為に、新陳代謝の一環として全身から爆炎を噴き出し、口からは地形すら貫通する熱線を放つ。排熱の能力が強い個体は甲殻が黒色に変化。

バサルモスが毒ガスを放出するように、全身から睡眠ガスを噴出させる。バクテリアとの共生しているため鉱物を食料にでき、バクテリア活性化のため高熱を持つ紅蓮石や爆発性の火山岩を好む。外見どおり非常に重量があるが一応飛行することは可能。
原種の甲殻は灰白色。亜種の甲殻は黒色だが、原種の黒化した個体なので厳密には亜種ではない。

バサルモス

【竜盤目 獣脚亜目 重殻竜下目 鎧竜上科 グラビモス科 全長:約1297cm 全高:約620cm 足の大きさ:約167cm】
別名 - 岩竜

グラビモスの幼体。
普段は背中の甲殻を岩に見立て、擬態しながら地中で生活。幼体とはいえその外殻は鉱石のように頑強で、体中から毒ガスを出して身を守る。

グラビモスのように熱線状のブレスを吐くこともたまにあるが、威力はグラビモスよりも非常に低く、発射に失敗することも。 餌を周りの岩ごと食べ、その岩も体内のバクテリアで分解してエネルギーを摂取する。成長に従って鉱物から摂取するエネルギーが増えていくため、成熟してグラビモスとなる頃にはほとんど鉱物しか食べなくなるとされている。

ディアブロス

【竜盤目 獣脚亜目 重殻竜下目 角竜上科 ブロス科 全長:約1993cm 全高:約535cm 足の大きさ:約174cm】
原種別名 - 角竜
亜種別名 - 黒角竜

棘のついた襟飾りがあり、目の上に二本の角を備える飛竜ディアブロス。襟状の装甲や角などは実際の恐竜・角竜類と似ていて、尾は先端部がハンマー状になっておりアンキロサウルスなどの曲竜類にそっくり。口には鋭い牙を持つが草を食べる。前肢が発達しているが、これは主に地面を掘るために使われ、飛行して移動することはほとんどない。砂中を潜行する際はガレオスと同じく音を頼りにしているため、大きな音が弱点になる。

特殊なブレスは吐かないものの、強烈な咆哮、砂中からの奇襲攻撃を得意とする。プライドが高く、縄張りに外敵が侵入するとわき目もふらずに積極的にハンターを攻撃してくる。また、怒ると手がつけられないほど凶暴になり、傷を負うごとにその頻度は増していく。
もともと甲殻が土色であるが、繁殖期になると雌は甲殻が黒ずんでくる。この状態は非常に気が立っており、とても危険だ。ギルドでは「亜種」と呼ぶ。 原種の甲殻は土色。亜種の甲殻は黒で、これは実際には原種の雌。凶暴化する繁殖期の警告色となっている。

突然変異種で朱色の甲殻を持つ「ディアソルテ」が、コミック版「モンスターハンター2」に登場。モンスターハンターポータブル2ndにて関連クエストが配信されているが、色に関しては原種と同じ土色。突然変異種を元にした防具はディアソルテシリーズと呼ぶ。

モノブロス

【竜盤目 獣脚亜目 重殻竜下目 角竜上科 ブロス科 全長:約2004cm 全高:約535cm 足の大きさ:174cm】
原種別名 - 一角竜
亜種別名 - 白一角竜

ディアブロスの亜種で、一本角の飛竜。角は目の上ではなく鼻先に生えており、岩盤に突き刺さるほど強力。ディアブロスと違い、牙ではなくくちばしを持つため、頭部は恐竜スティラコサウルスに似ていて、鋭いトゲのある尾はステゴサウルスなどの剣竜類にそっくり。一見すると全身砂色に見えるが、角は真紅で、甲殻の一部は暗褐色。怒ると血管が拡張し、襟飾りの中ほどに赤い斑紋が出てくる。ディアブロスと動きはあまり変わりない。
シリーズを通してオフライン、一人専用のクエストにしか出現しないモンスター。
原種の甲殻は砂色、亜種の甲殻は角も含めて全身が白銀で、この素材を使用した防具はモノデビルシリーズと呼ぶ。

モノブロスに関する逸話があって、モノブロスはモンスターハンターやモンスターハンターGの世界において、辺境の村ココットを舞台としたオフラインモードでストーリーの一つの区切りとして扱われている為か、ゲーム内で多くの逸話とそれに関連したイベントが用意されている。
それは、ハンターという職業が確立されていなかった時期、若き日のココット村の村長が一ヶ月をかけて単身モノブロスに挑み、討伐に成功。これをきっかけとして、後のハンターの間では単独でモノブロスを狩ることが、己の勇気を示すこととなった。プレイヤーであるハンターがモノブロス狩猟に成功すると村長から腕前を認められ、村長現役時代の愛剣をプレゼントされる。小説版では、村長がたった一人で狩猟した事実に加え、モノブロスは個体数が多くないことから、狩猟は一人で行うという暗黙の了解があるとされる。

フルフル

【竜盤目 獣脚亜目 稀白竜上科 フルフル科 全長:約873cm 全高:約448cm 足の大きさ:約135cm】

白色で目も耳もない不気味なヒルのような頭部を持つ飛竜。暗闇に生息するため目が無く、その分嗅覚が鋭敏に発達している。視覚が無いので閃光玉などの攻撃が効かず、ボスモンスターでは唯一、プレイヤーを発見したサインである目玉マークのアイコンが表示されない。そのためプレイヤーは、発見され逃走している状態でのみ行える緊急回避行動ができない。尻尾をアース代わりにして体中から電気を発生させる。モンスターハンターポータブル2ndでは接地無しで電撃を使用する攻撃も行ってくる。フルフルベビーと呼ばれる幼体は手も足もなく、他の生物に寄生して成長していく。成長が進むと手足が発達して成体へ。フルフルの幼体はクエストによってはアイテムとして入手できる事があり、ハンターに噛み付いてくるため、所持している間はハンターのライフが少しずつ減少していく。
首は柔軟で少しの間なら長く伸ばすことは出来るが、老化が進んで筋力が衰えると形を維持できなくなり、垂れ下がって捕食が出来なくなり死に至る。

体が赤色の亜種の存在が確認されており、原種よりも首が長く伸びる。皮膚の性質上、血管の一部が透けて見え、特に亜種の血管は青紫色に見えるが、血が出てくるとどちらも赤い。
なお、ゲーム中でフルフルの素材アイテムを解説する場合に「アルビノ」という表現が使われているが、光の無い環境に適応する進化の過程で体の色素を無くしたと設定されるフルフルは、シロクマのように白変種が一般化した生物に近く、現実に言うところのアルビノの定義とは異なるところもある。
原種は皮膚が白、亜種は皮膚が赤。

ティガレックス

別名 - 轟竜

モンスターハンターポータブル 2ndの象徴的モンスターだ。ソフトのパッケージにもこのティガレックスが登場する。橙色と青色の、虎のような縞模様とティラノサウルスに似た頭部が特徴。怒り状態になると目が赤くなり、さらに血管と思われる赤い模様が浮き出てくる。 骨格は飛竜種の祖先、ワイバーンレックスの姿を色濃く残し、ほとんどの飛竜では飛行のために発達している翼が、歩脚としての機能を有しており、強靭な四肢で地面を這うように高速に移動する。反面、飛行は得意でなく、高所からの滑空程度しかできない。全身の筋力が強いため、平地からのジャンプで高度を得ることが出来、そこから滑空してエリアを移動していく。

性格はいたって凶暴。その発達した四肢、爪、顎を用いた力任せの攻撃で敵を圧倒。 轟く竜の名の通り、その咆哮はとても強力で、他の飛竜種が音量の大きさでハンターの耳を塞がせるのに対して、ティガレックスの咆哮は衝撃波となってハンターの身体を弾き飛ばすほどの威力がある。
寒冷地への適応が見られない身体から、普段は砂漠周辺に住んでいるが、好物のポポを捕食するために雪山に現れると思われる。他の飛竜達とは違うその原始的な風貌から飛竜の起源に近い生物ではないかと噂される。このモンスターはモンスターハンターポータブル2ndから登場する。

アカムトルム

別名 - 覇竜

火山に生息。他の飛竜をはるかに凌ぐ巨体で、豪壮な牙と刺々しい甲殻をもつ。黒々とした甲殻はグラビモスの熱線を耐え切るほどの耐熱・耐久性を持っている。動きは鈍重だが、その攻撃力と突進時の追尾能力は絶大。怒ると背中のトゲが逆立ち、甲殻の隙間からマグマのような赤い光が漏れてきて、外殻がより硬くなる。
火山の岩盤内を潜行し、角竜種のように地下からハンターを急襲したりする。その巨体が火山地帯を潜行するために、地下のマグマが噴出することも。ちなみに、この攻撃に当たると防御力が半分になってしまう。
火炎袋のようなブレス生成器官は持たず、火炎や電撃を吐くことは出来ないため、遠距離にいる敵には突進や咆哮を使う。突進はティガレックスと同じく四肢を使ってのもの。巨体故に動きはかなり緩慢であるが、この突進は全モンスターの中でも突出した軌道修正能力を誇っており、モンスターと距離を空けるほど回避が困難になっていく。咆哮は軽々とハンターを吹き飛ばし、大地を揺るがして高温の火山ガスを噴出させるほど。

最も強力なのは前方に吐き出す“竜巻”攻撃だろう。これは咆哮と共に吐き出される風の流れであり、文字通りの“ブレス”そのもの。上記のように特別な器官を用いない為、特に属性はないが威力は高い。又このブレスを放つ瞬間に音爆弾を投げると、怯ます事が可能。

アカムトルムは飛竜の中でも極めて異質で強力な存在であり、生態面での調査はまだ進んでいない。さらに翼は無く四本足で歩くため、古龍観測局も飛竜種か古龍種かの判断に慎重だったが、骨格的特長から、今のところはティガレックスに近い、飛行能力が発達する前段階の原始的飛竜の一種と分類されているところ。
その名前はポッケ村の古語で「災厄」を意味し、同地域の伝承にその名が記されていると言われている。このモンスターもティガレックス同様モンスターハンターポータブル2ndからの登場。

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